毎年、エックスはある人が墓参りに来るのを待っている。 彼が待ち望んでいるのは、美しいけれど悲しげな笑顔を持つ人、ナムピン。
そのナムピンは「今年が最後のお参りになる」と手を合わせる。 ナムピンは永遠に国外に移住するため もう二度とここを訪れることはないのだ。
残された時間がわずかであることを知りながら 二人はその最後の日々を、永遠の思い出として心に刻むことを決意する。